お役立ち情報
フランス語の手紙の書き方
ここではフランス語圏で使われる文書のフォームと書き方を簡単にご紹介します。
【例文】
普段私たちが日本語で作成する文書と比較すると、情報はほぼ似ているものの、フランス語の文書では書き入れる位置が微妙に違うことにお気づきになりましたでしょうか。
それでは各場所にどのような事を記入しているのか、説明していきます。
普段私たちが日本語で作成する文書と比較すると、情報はほぼ似ているものの、フランス語の文書では書き入れる位置が微妙に違うことにお気づきになりましたでしょうか。
それでは各場所にどのような事を記入しているのか、説明していきます。
①差出人
フランス式の文書では、差出人の氏名やその他情報が宛先よりも上、左上に位置します。
ヘッダーに社名等が出ている場合には、この部分は省かれ、文末の署名のみになります。
ヘッダーに社名等が出ている場合には、この部分は省かれ、文末の署名のみになります。
②宛先
一般に1段目に社名、2段目に個人名、3段目に役職、4段目以降に住所や電話番号等
例:
○○ Co.,Ltd
Monsieur ■■
Chef de projet
(アドレスや電話番号等)
個人名の部分は、部署名や、具体的な氏名がわからない場合(名指しがはばかられる場合等)には役職のみ、また称号+氏名を書く場合もあります。
例)品質保証部:Service d'assurance de la qualite、 社長 :Monsieur le President、局長や署長等 :Monsieur le Directeur、博士 :Docteur[受取人氏名]等
例:
○○ Co.,Ltd
Monsieur ■■
Chef de projet
(アドレスや電話番号等)
個人名の部分は、部署名や、具体的な氏名がわからない場合(名指しがはばかられる場合等)には役職のみ、また称号+氏名を書く場合もあります。
例)品質保証部:Service d'assurance de la qualite、 社長 :Monsieur le President、局長や署長等 :Monsieur le Directeur、博士 :Docteur[受取人氏名]等
③参照番号
N° Réf. (N° Référence) : 文書番号記載 (n/réf. v/réf.と書く場合もあります。これにより、N=notre(私達)、V=votre(あなた)と、双方の参照番号を記載する事も可能)
④件名
Objet :件名を記載
⑤発信地、発行日
A (発信地。Tokyo等), le (日、月、年)
⑥添付書類
P.J. (Piece jointe) :添付書類のタイトル
⑦宛名
名前は書かず
男性 :Monsieur (複数Messieurs)
女性 :Madame(既婚)/ Mademoiselle(未婚) (複数Mesdames/Mesdemoiselles)
相手の性別がわからない場合 :Madame, Monsieur
相手が男女混合の場合 :Madame et Monsieur (複数 :Mesdames et Messieurs)
男性 :Monsieur (複数Messieurs)
女性 :Madame(既婚)/ Mademoiselle(未婚) (複数Mesdames/Mesdemoiselles)
相手の性別がわからない場合 :Madame, Monsieur
相手が男女混合の場合 :Madame et Monsieur (複数 :Mesdames et Messieurs)
⑧本文
オフィシャルレターの場合、フランスの書簡でもある程度決まり文句のようなものが存在します。
季語や時候の挨拶などはなく、書簡の内容によってバリエーションは様々。
例)Nous avons le plaisir de vous faire part de ~
(貴方に~のお知らせができる事を大変うれしく存じます)
やり取りが頻繁に行われる場合や、会社や公的機関のやり取りでない場合、すぐに主題に入ることも多いので、内容、頻度、度合いや宛先等によって判断が必要です。
また、受信した文書への返答である場合、○○への返信/回答として・・というような書き出しになる事もあります。
例)En réponse à votre lettre du 1er février 2011 N° réf. 2011-02-01-FRC, nous vous informons que ~
(2011年2月1日の貴信2011-02-01-FRCに対し、~のようにお知らせいたします)
また、フランス語にも結語のような役割を果たす文があり、これも内容によって様々に変化します。
代表的な例として
<立場が上の方へ宛てた場合>
Nous vous prions d'agreer, Monsieur, l'expression de nos sentiments respectueux.
<同等の立場の方への場合>
Recevez, Monsieur, nos salutations distinguées
<立場が下の方へ宛てた場合>
Veuillez agréer, Monsieur, l'assurance de notre parfaite considération.
がありますが、和訳では多くの場合、この一文で「敬具」とまとめてしまいます。
季語や時候の挨拶などはなく、書簡の内容によってバリエーションは様々。
例)Nous avons le plaisir de vous faire part de ~
(貴方に~のお知らせができる事を大変うれしく存じます)
やり取りが頻繁に行われる場合や、会社や公的機関のやり取りでない場合、すぐに主題に入ることも多いので、内容、頻度、度合いや宛先等によって判断が必要です。
また、受信した文書への返答である場合、○○への返信/回答として・・というような書き出しになる事もあります。
例)En réponse à votre lettre du 1er février 2011 N° réf. 2011-02-01-FRC, nous vous informons que ~
(2011年2月1日の貴信2011-02-01-FRCに対し、~のようにお知らせいたします)
また、フランス語にも結語のような役割を果たす文があり、これも内容によって様々に変化します。
代表的な例として
<立場が上の方へ宛てた場合>
Nous vous prions d'agreer, Monsieur, l'expression de nos sentiments respectueux.
<同等の立場の方への場合>
Recevez, Monsieur, nos salutations distinguées
<立場が下の方へ宛てた場合>
Veuillez agréer, Monsieur, l'assurance de notre parfaite considération.
がありますが、和訳では多くの場合、この一文で「敬具」とまとめてしまいます。
⑨氏名、役職、サイン
このほか、現在では英語圏のフォームも広く使われているようです。
【封筒】
封筒の書き方は以下の通り
【封筒】
封筒の書き方は以下の通り
必ずしもフォームに則って書くことが重要ではありませんが、然るべき情報を見やすく配置することは、情報の伝達をよりスムーズにします。
特に日々の業務量が多い方が相手であれば、フォームに則ることもある種の礼儀かもしれませんね。
書簡を書く際には、冗長なものは避け、なるべく簡潔に、要点をわかりやすく書くことも重要です。
日にちの書き方
さて、フランス語の日にちの書き方ですが、le (前置詞) の後に 日 月 年という順になります。
下の月名一覧もご参照ください。
下の月名一覧もご参照ください。
1月 | janvier | ジャンヴィエ |
---|---|---|
2月 | février | フェヴリエ |
3月 | mars | マルス |
4月 | avril | アヴリル |
5月 | mai | メ |
6月 | juin | ジュアン |
7月 | juillet | ジュイエ |
8月 | août | ウットゥ |
9月 | septembre | セプターンブル |
10月 | octobre | オクトーブル |
11月 | novembre | ノヴァンブル |
12月 | décembre | デサンブル |
1日のみは1erと書き、プルミエと読みます。
その他は通常のアラビア数字を記入し、読みも通常の数字の読みです。
例)
2011年1月1日 le 1er mars 2011 (ル プルミエ マルス ドゥミルオーンズ)
2011年3月15日 le 15 mars 2011 (ル キャンズ マルス ドゥミルオーンズ)
その他は通常のアラビア数字を記入し、読みも通常の数字の読みです。
例)
2011年1月1日 le 1er mars 2011 (ル プルミエ マルス ドゥミルオーンズ)
2011年3月15日 le 15 mars 2011 (ル キャンズ マルス ドゥミルオーンズ)