皆さん!
英語担当のブラッドです。
このような大変な時期に皆さん十分にお体ご自愛下さい。このウィルスに負けずに頑張りましょう!
私のこの一年間の活動について少し話したいと思います。具体的には、国土交通省の観光庁へ派遣されて色々な面白い仕事をしてきました。
この一年間があっという間に経ちましたが、いろいろ学んできて皆様のおかげで観光業界に対して興味を持つようになりました。
令和元年度は日本の観光業だけでなく、日本全国にとって画期的な一年でした。まずは、昨年の6月に日本での初めてのG20首脳会合が大阪で開催されました。そちらで採択された宣言の中に、観光はこれからの世界経済の成長のための重要な牽引役となり、不平等の対策等にもなると入りましたので、このことは観光庁の中でも話題になり、この会合のため、6月は繁忙期でした。
それからも色々な仕事が続きました。首脳会合の後、様々な所で大臣会合が開催され、観光大臣会合も観光で盛んになっている北海道の倶知安町で開催されました。ついては、この会合のためのレター、招待状、ご案内等の英訳、スピーチ録音等の作業をして、観光の重要さがもっとわかってきました。例えば、会合の前に「観光×テック」をテーマとしたピッチコンテストがあり、地方への太陽光発電の支給やユーザー共有のバリアフリーマップ等、たくさんの有意義な提案が出てきました。また、こうして大臣会合が開かれることで、自然や文化がいっぱいの倶知安町のような世界中に(私も含めて)あまり知られていない地方の観光地がもっと有名になり、経済振興や雇用創出にもつながります。
世界に広がっている新型コロナウィルスが影響していない業界はないかと思いますが、国内も海外の観光も正常に戻るのにはかなり時間がかかると心配しています。本年は東京2020年オリンピック・パラリンピックも開催する予定でしたので、目標であった史上最大の海外観光客数及び支出額に達することができるかと想定されましたが、オリンピックをはじめイベントの中止、旅行禁止や外出自粛の要請に伴い、観光客数の目標を達成するのはおろか、都内でも地方でも観光客による消費が減少し、生活が厳しくなっている住民が増えているでしょう。
これは日本だけではなく世界中で苦労していて、悲しいことに閉鎖している企業も出ていますよね。一つの例としては私の出身のオーストラリアのアデレードでもカンガルー島という地方の場所で今年の初めにひどい山火事が発生し、島の約半分くらいの土地が燃えてしまいました。やっと落ち着いてきてから、地方創生のため、募金活動の上に活発に観光プロモーション活動を再開しましたが、コロナウィルスのせいで観光客は非常に少なくて生活が厳しくなっているでしょう。皆さんが苦労していると思いますが、そのように観光を頼りにしている所も世界中にたくさんあると思いますので、ウィルスが早く終息することを祈っています。
この一年で観光に対する関心が高まり、大事さがもっとわかってきました。
観光庁の皆さんも優しく親切で、困っているときに色々と手伝ってくださったり、ランチ、飲み会に誘っていただいたり、色々な面白いお話を聞かせていただいたりして、本当にお世話になりました。
最後にもバンダナのお土産 もありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします。
皆さん、色々大変な中、お体に気を付けてお過ごしください。
株式会社フランシール 英語コーディネーター ニコラス・ブラッドリー
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