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<めじろ奇譚>自民党の総裁選と新しい首相

2021年11月4日

少し時間が経ってしまいましたが、2021年9月29日に自民党の総裁選がありました。
事実上、日本の首相を決めることになる総裁選で、世間の関心もある程度高かったように思います。
昨年度の総裁選は、菅さんが勝つだろうというのが大方の予想だったため、開票前から大体結果が見えていました。しかし今回の総裁選は菅さんが不出馬を表明してから続々と候補者が名乗りを上げ、自民党内でも支持が分かれて、最後まで誰が勝つのか不確かだった点も注目度を高める要因となっていたと思います。

個人的には、某有名You Tubeチャンネルで総裁選候補者を一人ずつ詳しく紹介している動画があったので、それを見ながら「この人はこういう人だったのか~」と興味深く眺めていました。
もちろん、You Tubeの情報は全て鵜呑みにしてはいけないと思いますが、経歴や人となりについて知ることができました。
例えば、岸田さんは自分の選挙区広島で選挙の時期以外も街頭に立っていて、外務大臣をしていた時でさえも広島に帰っていた、とか、高市さんは幼少期に家で教育勅語を暗唱していた、とか、細かいエピソードから何を大事にしている政治家なのかも垣間見える気がします。

開票前のメディア等での予想では、党員に多く支持されている河野さんと、自民党内の支持が厚い岸田さんが、どちらも一回で過半数には届かず決選投票になるのではないかと言われていました。決戦投票になると、他の候補者の票が岸田さんに集まるのでは、とも。

実際には一回目の開票結果は、岸田さんが河野さんを一票だけ上回っていました(党員票では、河野さんが上回っていた)。そして決戦投票にて、岸田さんが総裁に選ばれました。

その後、10月8日の所信表明演説で、岸田新首相は主に以下について話しました。
(引用:自民党ホームページ
(1) 新型コロナウィルス感染症対策
(2) 新しい資本主義
(3) 外交・安全保障

経済政策を特に重視しているようですが、「分配なくして成長なし」として、(1)働く人への分配機能の強化、(2)中間層の拡大、(3)公的価格のあり方の抜本的見直し、(4)財政の単年度主義の弊害是正に取り組むとしています。

さて、海外ではどのように受け止められているのか見てみると、イギリスのBBCは、岸田さんが選ばれたことに関して、以下のように述べています。
(引用:BBCニュース

“He is known as a moderate-liberal politician so he’s expected to steer the ruling conservative party slightly to the left.
While his critics describe him as bland and boring, he’s long been seen within the party as its future leader.”

和訳:
「彼は穏健なリベラル派の政治家として知られており、与党である保守党をやや左寄りにすると予想されている。
評論家は彼のことを面白味がなく退屈だと言うが、彼は長い間、党内で将来のリーダーと見なされてきた。」

岸田首相は「人の話をよく聞くこと」を自らの特技として掲げていますが、果たしてどのくらい、国民の声に耳を傾ける首相になるのでしょうか。
今後の政策や発言を、注視していきたいと思います。

(英語チームN)

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