<めじろ奇譚>「東京に住みたいですか」ーコロナ以降の働き方と住まいの自由度ー

2022年3月14日

業務外の会話ですが、社内で「東京に住みたいか」という話になったところ、様々な意見が出ました。

【都内在住者の意見】
・東京は便利な街である
・都外に出る必要性を感じない
・会社に通いやすい場所に住みたい
・家族のことを考えれば会社と居住地は近い方が便利である
・徒歩や自転車などコロナ禍でも安全に通勤できる

【他県在住者の意見】
・東京は家賃を含め物価が高い、同じ家賃でもっと広い部屋に住みたい
・散歩する場所が少ない
・自然が多く落ち着いた環境に住みたい
・公私をしっかり切り替えるため、ある程度離れた場所に住みたい
・テレワーク導入により、会社から少し離れた場所に住んでいても問題ない

上記の回答には、「純粋に東京という土地に住みたいか」と「職住近接が良いか」という2つの観点が含まれています。後者にはさらにコロナ以降の働き方も関係してきます。

内閣府の調査では、23区内の企業のテレワーク実施率は全国平均と比較しても突出しています(閲覧日2022-03-14)。また、東京都労働局の調査によると、2021年12月時点で都内の企業の半数以上がテレワークを実施しており、企業規模が大きくなるにつれて実施率も高くなっています(閲覧日2022-03-14) 。

翻訳・通訳コーディネーターは比較的テレワークのしやすい職種です。これにより住まいの自由度が高まり、より幅広い意見が出てきたように思われます。居住環境や個人の在宅勤務の向き・不向き等によるところも大きいですが、新しい働き方により、居住地についても改めて考える機会となっているのかもしれません。
(フランス語担当)


スウェーデン出身のスタッフが書いたこちらの記事も是非ご覧ください。
テレワークは日本で浸透するか?

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