フランシールは一昨年(2022年)から、東京都が「都民の就労の支援に係る施策の推進とソーシャルファームの創設の促進に関する条例」に基づいて行っている、ソーシャルファームの活動に向けて取り組んできていました。東京都認証ソーシャルファームとは、自律的な経済活動の下、障害者、ひとり親の方、ひきこもりを経験された方など、就労に困難を抱える方が必要なサポートを受け、他の従業員と共に働き活躍する社会的企業で、東京都の認証を受けた事業所とされています。認定のための基準には、就労困難者と認められる者が他の従業員と共に働くことや、就労困難者と認められる者を全従業員の20%以上かつ 3 人以上雇用すること、障害福祉サービスの指定を受けている事業所ではないこと、などいくつかあります。
フランシールは2023年2月に予備認証の事業所となり、ソーシャルファームの認証事業者になるために、就労困難者を新たに雇用するなどの取り組みを続けてきました。もともとフランシールには、外国籍のスタッフが多く、それ以外も様々な多様性(LGBTQや発達障害、鬱病など)をもつスタッフが在籍してきました。しかし、正式にソーシャルファームとしての条件をクリアしていくためには想像以上の課題に遭遇し、半年以内の認証取得を目指していましたが、結局予備認証期間の延長を要請することとなりました。
2024年1月現在、スタッフを紹介・支援していただける支援機関の皆様や、東京都から紹介いただいた中小企業診断士の方、東京しごと財団の方々などから様々なアドバイスや支援をうけ、現在のフランシールでは、就労困難者として入社したスタッフを含め、全員が生き生きと働いています。就業困難者としてフランシールに就職してくださった方々、またソーシャルファームとして経営することに理解を示してくれた既存スタッフらに敬意を表します。
2024年1月、正式にフランシールは東京都認証ソーシャルファームに決定しました。(東京都ソーシャルファームサイト)
これからもさらに多様性をもつスタッフとパワーアップして、皆さまのお役に立てればと一同願っております。
1月31日ソーシャルファームフォーラムにて
#TOKYO_SOCIAL_FIRM_ACTION #東京ソーシャルファームアクション
株式会社フランシール 代表取締役 伊藤尚江
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