<お知らせ> 求人情報を更新しました

2023年8月18日

求人情報を更新しました。

2023.08.18 経理・総務募集
2023.08.18 翻訳・通訳コーディネーター

詳しくは採用のページをご覧ください。

フランシールより

<お知らせ>インボイス制度に関するQ&A

2023年6月30日

今年の1月、弊社では翻訳者・通訳者様を対象としたインボイス制度セミナーを開催しましたが、その時や最近にもいただいた質問について、まとめてみました。参考にしていただき、また質問がございましたら担当のコーディネータまでお問い合わせください。

Q1.適格請求書発行事業者登録については、登録予定ではありますが番号は未取得の状況です。貴社からのお仕事をお引き受けする場合、登録は必須となりますでしょうか。
A1. 通常弊社では、客先から受け取る(預かる)消費税から翻訳者・通訳者様にお支払いする消費税を控除し、差額分を納めています。しかし、2023年10月以降、インボイス制度開始に基づき、免税事業者様にお支払いする消費税は弊社が納める消費税額より全額を控除することはできなくなります。(それが翻訳者、通訳者の皆様にご登録を推奨する理由です。*下記参照)しかしながら実際には登録番号を取得することは各自のご判断にお任せしております。
※経過措置により2023年10月から3年間は80%の控除、2026年10月から3年間は50%の控除が認められていますが、2029年10月以降は全く控除ができなくなります。

Q2. 適格請求書発行事業者は法人登録をしている自営業者にかかわる制度のようですが、私の場合は法人登録はしておらず、個人のフリーランスとして活動していますので、「適格請求書発行事業者登録番号」なるものはありません。
A2.インボイス制度は法人であっても個人事業主であっても消費税の課税事業者であれば取得することができます。インボイス制度は、「法人番号」とは違い、2023年10月以降全ての法人・個人事業の消費税に関係する事項です。

Q3. 免税事業者として活動(登録予定がない場合)するとどのような不利益が生じますでしょうか?また、課税事業者として活動(登録番号取得)すると、どのような不利益が生じますでしょうか?
A3. Q1への回答の通り、2023年10月以降、免税事業者へお支払いする消費税額を、(3年間は80%、さらに3年間は50%の経過措置はありますが)弊社で納税する消費税より控除できなくなります。免税事業者様には負担がかかりませんが、弊社の負担が増えることになります。一方、翻訳者/通訳者様が課税事業者として活動する場合は、以降消費税の申告納税義務が発生し、毎年の申告に必要な手続きを各自で行っていただく必要があります。

Q4. 課税売上が1,000万円以下のフリーランスは、消費税の納税義務のない免税事業者に当たりますが、インボイス番号を取得しないことにより、御社に不都合をおかけすることになりますでしょうか。
A4. Q1の回答をご覧ください。

Q5. 適格請求書発行事業者登録ですが、9月30日までに申請をすればよいことになったようで、まだ申請をしておりません。
A5.  登録番号を取得できましたら、ご連絡をお願い致します。(下記のフォームをお使いください。)

Q6.登録すると当方に追加の負担が生じるため、報酬の見直しを相談させていただいてもいいでしょうか。
A6. 担当のコーディネータまでご相談ください。全てのご要望にお応えすることはできないかもしれませんが、ご希望をお聞きします。

Q7. 免税事業者です。登録番号の取得予定は今のところございません。
A7. Q1で記載の理由から、弊社としては翻訳者、通訳の皆様には課税業者になっていただくことをお勧めしておりますが基本的には翻訳者・通訳者様のご判断にお任せしております。

他にも多くの質問、コメントをいただきました。ありがとうございます。
もっと詳しくインボイス制度のことを知りたい方は国税庁のサイトも是非参考になさってください。(国税庁 特集インボイス制度のページ

弊社としては出来るだけ登録スタッフ様とWIN-WINな関係を築いていけるよう努力していきたいと思っていますので、ご要望、ご相談ございましたらいつでもコーディネータまでお問い合わせください。引き続きよろしくお願いします。

 

株式会社フランシール 代表取締役 伊藤尚江

<めじろ奇譚> 2023年の梅の収穫

2023年6月13日

フランシールは目白にある一軒家で経営している翻訳会社です。玄関横の庭には大きな梅の木があり、毎年5月ごろには大きな実をつけます。

昨年は枝の剪定があったせいか実が少なくて収穫もできませんでしたが今年は小粒ながらたくさん実が出来ました。

5月最後の金曜日の午後、みんなで外に出て収穫。梅ジュースを作る準備をしました。夏にはソーダで割った梅ジュースが飲めそうです。

採れた梅

収穫の様子



<お知らせ>翻訳料金改定のご案内

2023年4月4日

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、首記の件につきまして、弊社では主力事業である翻訳料金を維持すべく企業努力を重ねてまいりましたが、外注費の高騰により、これまでの料金体系を維持することが困難な状況となりました。

つきましては、4月3日(月)ご依頼分より翻訳料金を改定させていただきたくご案内申し上げます。改訂後の料金につきましてはホームぺージの各言語のページや翻訳のページにある単価表 をご覧ください。

お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、今後もさらに質の高い翻訳の提供に取り組んで参る所存です。何卒事情をご拝察のうえ、ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

株式会社フランシール 代表取締役 伊藤尚江

 

<お知らせ>インボイス制度セミナー

2023年3月7日

インボイス制度セミナーを開催しました

先日、10月のインボイス制度運用開始に先立ち、登録通訳者・翻訳者の皆さまを対象に2023年1月24日インボイス制度セミナーを開催いたしました。
当日は弊社でお世話になっている税理士さんを講師としてお招きし、Zoomウェビナーと実地開催を同時に行うハイブリッド形式にて講義をしていただきました。

消費税の仕組みといった基本的なことから、個人事業主として消費税の納め方にどういう選択肢があるのかなど、基本的な内容を中心に解説していただきました。

ご参加いただいた皆さまからは、「勉強になった」「わかりやすかった」など、想像以上に多くの好意的なご感想をいただけましたが、「もっとこういうことが知りたかった」など、ご意見やご要望もたくさんいただきました。

今のところ開催時期は未定ですが、制度のことを詳しく理解した上で納得のいく選択をとっていただけるよう、今後もテーマを変えてインボイス制度については翻訳者や通訳の皆様に情報を発信セミナーを開催していきたいと考えています。

株式会社フランシール 代表取締役 伊藤尚江

<お知らせ>ソーシャルファームの予備認証事業者になりました

2023年3月7日

多国籍かつ障害のある人、ない人がそれぞれの能力を生かして働ける職場をめざして

フランシールでは、就労に困難を抱える方と従業員がともに働く企業をめざすため、昨年東京都ソーシャルファームの予備認証申請をし、2023年2月1日、ソーシャルファームの予備認証事業者として認定されました。

語学だけでなく、各個人の特徴や能力にあわせて仕事の設計ができ、かつ社員同士も国籍や文化、障害などについてお互いを理解できる場所になります。

また、そのような差異が会社全体の創造力や力の源泉になり、さらに発展することを目指します。

東京都ソーシャルファーム 予備認証事業者一覧のページはこちら

https://www.social-firm.metro.tokyo.lg.jp/social-firm/companies/reserve/page/2/

株式会社フランシール 代表取締役 伊藤尚江

<お知らせ>お問合せメールの不具合について

2023年3月7日

平素は、格別のご厚情にあずかり深く感謝申し上げます。

お問合せメールの受信にて不具合の報告があり、現在原因を調査しております。

翻訳や通訳についてお見積り依頼やお問合せをいただいたお客様におかれましては、お問合せメールを送信後、弊社からの返信メールなどが届かない場合は、念のためにお電話頂けますでしょうか。(03-6908-3671)

お手数をおかけしますがよろしくお願い申し上げます。

代表取締役 伊藤尚江

<めじろ奇譚> 「すずめの戸締まり」を見ました

2023年2月2日

「すずめの戸締まり」は、2022年に公開された新海誠監督の日本のアニメーション映画です。

映画は、九州に暮らす高校2年生の女子(スズメ)が、謎の青年(ソウタ)に出会って、扉を閉めることで災いを止める「閉じ師」として旅をすることになるまでを描いています。 主人公のスズメは、扉を見つけた際に幻想的な風景が広がっていることに魅了されますが、それが原因で日本各地に災いが訪れることが判明します。

そして、彼女はソウタと共に扉を閉め、鍵をかけることで災いを止めるために旅をすることになります。 映画は、スズメとソウタが日本各地を巡りながら、謎の猫(ダイジン)を追っていく様子が描かれています。

ダイジンは、ソウタを小さな椅子の姿に変えてしまうため、彼らにとって大きな脅威となります。そして、映画は二人が共に心を通わせながらある真実にたどり着くまでを描いています。 本作は、見応えのあるアクションシーンや美麗な景色など視覚的な魅力に加え、主人公たちが成長しながら旅をする姿が非常に面白いです。特に音楽は映画全体をより一層魅了し、感動的なシーンに深みを加えています。

主人公が国内旅行をすることで、日本の地方の魅力を知ることができるチャンスが生まれます。また、この映画を見ることで、新海監督の以前の作品よりも、ジブリの映画の影響を感じることができます。見終わった後には深い感動を覚えることが出来ますが、複雑な要素が多く、分かりにくいところもあると感じる方もいるかもしれません。例えば、主人公は多くの(その後特に関係が発展するわけでもない)登場人物と出会い、自然災害は映画の中で多様なテーマの中のファンタジー要素として扱われていますが、このような混合は時に外国人が見ると少しとまどいを感じるところです。(DENIS Damien)

<お知らせ> 2023年 新年のご挨拶【株式会社フランシール】

2023年1月4日

新年明けましておめでとうございます。
皆様の夢や目標が叶えられるよう、願っております。
Greetings and Best Wishes for the New Year from us at Franchir!
May 2023 bring you good health, happiness and success in all your endeavors.

社員一同からの年賀動画はこちらです:
Click here to view our video greeting on YouTube:

2023年もよろしくお願いします!
We look forward to working with you again in 2023!

Sincerely,
何卒宜しくお願い致します。

株式会社フランシール | FRANCHIR Co., Ltd.  社員一同

<お知らせ>★年末年始休業日のご案内★

2022年12月26日

誠に勝手ながら下記期間は業務をお休みさせていただきます。
2022年12月30日(金)~2023年1月3日(火)
2023年1月4日(水)からは通常通りの営業となります。
※年明けの納品をお考えの場合は、お早めにコーディネーター迄ご相談ください。
休業期間中はご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承の程お願い申し上げます。

FRANCHIR CO., LTD. will be closed from December 30, 2022 to January 3, 2023 for the winter holidays.
We will be back in the office on Wednesday, January 4, 2023. Thank you very much for your understanding.
Please contact the relevant coordinator if you have any upcoming projects you would like completed over the holiday period.

FRANCHIR CO., LTD. fermera ses portes du 30 décembre 2022 au 3 janvier 2023 pour les vacances d’hiver.
Nous les rouvrirons à partir du 4 janvier 2023. Merci de votre compréhension.
N’hésitez pas à contacter le coordinateur concerné si vous avez le moindre projet que vous souhaiteriez voir achevé avant la fin de l’année.
Franchir vous souhaite un joyeux Noël et de très bonnes fêtes de fin d’année.

Просим обратить внимание, что наша компания будет закрыта с 30 декабря 2022 г. по 3 января 2023 г.
Мы снова начнем работать в обычном режиме с 4 января 2023 г.
Если Вы планируете обратиться к нам по вопросу оказания переводческих услуг, которые нужно завершить в новогодний период, просьба обращаться заранее к координатору нужного Вам языка.
Приносим извинения за причиняемые неудобства.

FRANCHIR CO., LTD. se cerrará a partir del 30 de diciembre del 2022 al 3 de enero del 2023 por las vacaciones de invierno.
Volveremos a la oficina el 4 de enero del 2023. Le agradecemos por su comprensión.
Por favor no dude ponerse en contacto con el coordinador pertinente en caso de que tenga algún proyecto nuevo que desea ser entregado antes del fin del año.
¡Les deseamos a todos una Feliz Navidad y próspero Año Nuevo!

 

<めじろ奇譚>文化を結びつけることわざ「寿司詰め」

2022年12月1日

文化を結びつけることわざ「寿司詰め」


交通機関のラッシュアワーや人気バンドのコンサートなど、一歩も動けない人混みの中にいたことは、誰もよくあることかと思います。
面白いのは多くの国でこのような状況を表すイディオムがあることです。
例えば、日本には「寿司詰め」という表現がありますね。
由来はもちろん折り箱に詰まっている寿司のことです。
そう、日本の名物№1の、あの「お寿司」です🙂

でもこれ、実はロシアにも似た表現があるんです。
«Как сельди в бочке» ―「樽の中のニシンのように」。

由来は以下の通りです:
漁船の船長さんが仕事で町にやってきて、ある朝、バスで役所に向かいました。しかし、そのバスは混んでいて停留所で降りられず、哀れな船長は終点まで乗ることになりました。そのまま乗って帰りに降りようと思いましたが、またしても出れません。結局、丸一日、絶望的にバスの中で過ごしました。彼は手ぶらで船に戻り、獲れた魚を見て、バスの中の自分を思い出して、「樽の中のニシンのように」と、未来のイディオムを口にしました。

欧州でも同様の表現があります。
“Packed like sardines” ―この英語の由来は恐らくイワシを缶詰にする際、密に詰め合わされることから名づけられたものだと思います。
同じニシンの缶詰からフランス語では“Serrés comme des harengs en boîte” 、ドイツ語では“Wie die Heringe”というそうです。

驚くのは、国が違っても、魚がイディオムの素材として使われていることです🤓
あなたの国にも同じようなことわざがありますか?

(Svetlana TERKINA)

こちらもご覧ください。

<めじろ奇譚> 文化を結びつけることわざ part5(目は心の鏡)
<めじろ奇譚>文化を結びつけることわざ part4 人は見かけによらぬもの
<めじろ奇譚>文化を結びつけることわざ part3(二兎追う者は一兎を得ず)
<めじろ奇譚>文化を結びつけることわざ part2、ワニの涙
<めじろ奇譚>文化を結びつけることわざ Part1 豚に真珠

 

 

<めざせ語学マスター>日本人は受身文が好き?(ヴォイス)

2022年11月17日

日本人は受け身が好き?
ヴォイスについて

日本語のレポートには「維持管理機材が整備された」や、「感染症対策が強化された」などの受身文が多く見られます。英語でこれらすべてを受身文にすることも難しく、翻訳者は「主語は誰?」と悩むことになります。しかし調査レポートなどでは「we」などの主語はあまりなじまず、抽象的な主語を使ったり、あえて直訳調にしたりして主語をごまかす必要もあります。なぜなら、日本語の主語は「当然わかる」というものもあれば、あえてはっきり示さない場合があるからです。それを自然な流れに訳せるかというのも翻訳者の力量です。

このように日本語は主語をはっきりさせたくないときに受身文を選ぶことがあります。でももちろん外国語でも同じ目的で受身文を使う場合もあります。文章が受身文か、能動文か、という観点は、日本語教育を学習するときには「ヴォイス」という項目に出てきます。ヴォイス(VOICE)とは、普段英語で習うところは「声」のことですが、ここでは動詞の「受動態(受身文): passive voice」や「能動態(能動文): active voice」などの「態」にあたります。

日本語の受身文の作り方と英語の受身文の作り方
英語の能動文は典型的な語順では主語を最初におきます。主語は動詞の実行者(doer) または動作主(agent)と呼ばれます。受身文では、動作がなされた人や物が主語になります。実行者や動作主は省略されたり、byを使って前置詞句に置かれたりします。
つまり、英語の場合、受身文を作る方法は
① 動詞を活用させ
② be動詞を付加
③ 語順を変えて
④ byを付加する
がそのルールです。

英語の受身文も、文節の焦点を変更したいときか、動詞の実行者は重要でない、あるいはわからない場合やだれかを言及したくないときに使います。

英語が語順を変化させるのに対して、日本語は語順をかえなくても能動文を受身文に変更できるところが特徴です。

日本語は
① 格助詞を変えて
② 動詞を活用させて
③ 助動詞を付加すれば受身形が作れます。語順に対する制約は英語のようにはありません。

直接受身(direct passive) と持ち主の受身(possessive passive)と間接受身文(indirect passive)
上記のように「出版する」→「出版される」、「設計する」→「設計された」のような明らかに能動文の文章から受身が作られた、あるいは能動文をすぐに作れるような受身の文章は直接受身と言われます。一方、英語にはなく、日本語に特徴的な受身として、持ち主の受身(身体部分+身体以外)間接受身があります。(持ち主の受身も間接受身に含める場合もあります。)

下の二つの文章を比べてみてください。

受身文 :ママにお尻を叩かれた。
能動文 : ママが僕のお尻を叩いた。
受身文 : 獅子舞に頭を噛まれた。
能動文 : 獅子舞が私の頭を噛んだ。

この二つの受身文では主語の「僕」や「私」が消えています。残っているのは「僕のお尻」のうちの「お尻」と「私の頭」のうちの「頭」です。主役の「僕」と「私」は消えてしまいました。これが「持ち主の受身(身体部分)」です。また、この主役が消える現象は、身体でなくても起こります。

受身文 : 自転車が盗まれた
能動文 : 泥棒が私の自転車を盗んだ。
受身文 : バッグが盗まれた。
能動文 :  泥棒が私のバッグを盗んだ。

主役の私はいなくなり、自転車やバッグが残ります。ですがこの受身文だけで主役は「私」なんだな、と分かります。これが持ち主の受身(身体以外)です。

ではもう一つの間接受身とはなんでしょうか。
下の例を読んでください。

能動文 :  雨が降る。 受身文 : 雨に降られた。

ここでは、「私」は雨の持ち主でもないのに受身文になっています。
この受身文では、能動文には含まれない「私」が主語になっています。元の能動文に含まれない第三者が影響を被るのが間接受身文です。受身文が主役の迷惑だなと思う感情を表しているので「はた迷惑の受身」とも言います。(同じ迷惑そうでも「私は彼にぶたれた。」などの文は「彼が私をぶつ。」という能動文が成立するので直接受身です。)

この間接受身は、ポジティブな内容も暗くしてしまう効果があるので要注意です。例えば「先生に教えられた」とか、「お医者さんに治された」なども、聞いた人によっては「実は教えてもらいたくなかったのかな」「治されたくなかったのかな」と思ってしまうわけです。
ただしこの迷惑感は、無生物が明らかに主語の場合はなくなります。
「扉は開かれた。」
「窓が開けられた。」
つまり迷惑感が出るのは
「扉を開かれた。」
「窓を開けられた。」
など、主語が私(や私たち)である時です。

日本語の受身文は使い方がかなり難しくて微妙なことがわかります。一歩間違うと出てしまう「迷惑感」は気を付けないといけません。冒頭の「維持管理機材が整備された。」や「感染症対策が強化された。」も「維持管理機材を整備された。」や「感染症対策を強化された。」としたら、助詞を一つ変えただけなのに突然迷惑そうな「私」や「私たち」が文章からわきあがります。もしこれが原稿なら翻訳もガラリと変えなければなりません。

日本語の文章はタヌキみたい?

最後に、ヴォイスとは文章の視点が移動することなので、能動文VS受身文、だけでなく、能動文VS使役文(彼が窓を開けた。/私は彼に窓を開けさせた。)や、「貸すVS借りる」や「あげるVSもらう」などの動詞のみの対立も視点を変えるという意味でヴォイスの一種になります。(鍋)

 

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<めじろ奇譚>合成音声とナレーション、どっちがいい?

2022年10月21日

コロナ禍に始まった遠隔通訳や遠隔研修などの影響で、フランシールにも動画の字幕作成やナレーションの吹き込みといった業務の依頼も増えました。Youtubeにも簡単に動画をアップできますし、たとえネットの環境が悪い研修であっても、あとからアーカイブで動画を振り返ることも出来ますし動画はとても便利です。

お客様からAIの合成音声データが送られてきてパワーポイントに挿入してほしい、というご依頼もありました。日本語や英語なら自分たちで確認できるけれど、フランス語やロシア語などの音声は確認できないので、正しく挿入してほしいというご依頼です。

確かにAIによる合成音声は、作成がとても楽でテキストがあればあっという間にできます(弊社ではMICROSOFTのAZUREを利用)。ナレーターの時間を拘束するよりずっとコストも低いしスタジオの用意も必要ありません。しかし、AIにも漢字を読み間違えたり、アクセントがおかしかったり、文章の間がつまってしまったり、聞いていると微妙だな、というところはまだまだあります。またモノトーンすぎて聞いていて眠くなるのも一つの特徴でしょう。

同じ講義でも現場で講師を目の前にするのと、モニターで参加するのとは緊張感が違います。また、同じ遠隔でも講義をライブ配信で見るときは「今すぐに質問したら先生が自分に答えてくれるかも」というインタラクティブな感覚をもてそうですが、録画ではイマイチ緊張感を保てないかもしれません。それが熱をもった講師の声ではなくAI音声だったらなおさらです。

なのであまり長い動画には現状は不向きかもしれませんが、短い動画をいろんな言語で作りたい、というのならそれはコストも安くてお勧めです。

例えば以前弊社で作成したオンライン会議の仕方(ZOOMの使い方)の動画を人の声とAI音声で比較してみましょう。

まずは人の声バージョン(日本語)

こちらはAIの合成音声です。(日本語)

皆さんはどちらがお好みですか?

以下はスペイン語バージョンの人の声。

次はスペイン語バージョンのAIの合成音声版。

好みもあるかもしれませんが私はやっぱり人の声の方がいいな、と思います。皆さんはいかがでしょうか。

最後に、合成音声は多くの言語で簡単に作れますが、やはりネイティブが確認しないで使うのは危険です。真面目な話でも失笑をかったり、あるいは失礼になることもあるので必ずその言語のネイティブに確認してからお使いになることをお勧めします。

フランシールでは多くの言語のネイティブスタッフがいますのでお困りのときには是非ご相談ください。(N)

お問い合わせはこちらまで:https://franchir-japan.com/contact

よろしくお願いします。

 

<MemoQマニュアル>MEMOQでエクセルファイルを翻訳する(翻訳コーディネータ編)

2022年9月21日

今回は、MEMOQでエクセルファイルを翻訳する時、すべてのシートや列を翻訳するのではなく、一部だけを翻訳する方法を説明したいと思います。

まずは、対象のMEMOQのプロジェクトを開きます。

そして、メニューの「インポート」ボタンの下にある矢印を押して、「オプションを設定してインポート」を選びます。

「文書のインポートオプション」という画面が出てきます。その中、「フィルタと構成を変更」を押します。

「文書のインポート設定」の画面に変わります。こちらからエクセルの中の範囲を特定して、その範囲だけをインポートする、またはインポートしない、ということを設定できます。

簡単にインポートしたい範囲の選び方は「Excelで範囲を選択」です。このボタンを押せば、対象のファイルが開かれて、インポートオプションの画面も出てきます。

こちらでは、必要な範囲を選択し、「範囲を追加」を押します。そうすれば、その範囲は特定されます。

「完了」を押すと、特定した範囲は設定の画面にも表示されます。

また、「範囲を追加」というボタンで手動によって必要な範囲を設定できます。

そして、範囲特定済でしたら、「OK」ボタンを押して、インポートを続けます。

インポートしたエクセルファイルをMEMOQで開いてみたら、特定しなかった範囲はView Paneに表示されていても、翻訳作業はできないという状況を確かめられます。

これで、エクセルの一部のインポート方法は以上です。

★その他のMemoQ プロジェクトはこちら★
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チェッカーの割り当て方法(翻訳コーディネータ編)
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CATツール:翻訳メモリとは
各画面の説明(DESKTOP版とWEB版)
翻訳プロジェクトの作成方法
統計の使い方
翻訳中の文書から用語集を登録する

<お知らせ>機械翻訳をお使いの方へ

2022年9月12日

フランシールも会員になっている「一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会」から「MTユーザーガイド ― 機械翻訳で失敗しないための手引き ―」が公開されました。

Googleに始まり、今はDEEPLやMicrosoft, Amazonなど様々な機械翻訳が無料/有料で使えるようになりました。でも、その仕組みやリスク、人の翻訳との違いや法律上気を付ける点などはまだよく知られていません。

翻訳会社に翻訳を依頼しようとするお客様や個人翻訳者、あるいはライターや学生さんも一度読んでみてほしいガイドです。是非ご参照ください。

MTユーザーガイド ― 機械翻訳で失敗しないための手引き ―

一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会 Asia-Pacific Association for Machine Translation (AAMT):機械翻訳の研究開発者、製造販売者および利用者の3者で構成された、機械翻訳システムの開発・改良・啓蒙・普及を通じて機械翻訳の発展を目標とする組織です。フランシールは昨年、2021年に会員になりました。

株式会社 フランシール

<お知らせ>求人情報(英語・フランス語・ポルトガル語)

2022年9月12日

現在フランシールでは、下記の新規採用情報を掲載しております。ご関心のある方は是非下記各リンク先のページからご応募ください。一同お待ちしております。

翻訳・通訳コーディネーター(フランス語契約社員)

日英翻訳(通訳)派遣(人材派遣)

フランス語/ブラジルポルトガル語 同時通訳者・チェッカー募集(フリーランス)

株式会社フランシール 人事担当

<めじろ奇譚> 文化を結びつけることわざ part5(目は心の鏡)

2022年8月17日

目は心の鏡

「目はその人の心を映し出す鏡のようなもの。だから、目を見ればその人の心のさまが読み取れるのである。」

今回の記事では、世界の多くの国で知られている古代ラテン語のことわざ「Vultus est index animi」についてお話ししたいと思います。この表現は、紀元前 100 年に古代ローマのマルクス トゥリウス キケロによって最初に使われたと言われています。シェイクスピア(イギリス)やトルストイ(ロシア)など、有名な作家の作品でも使用されてきました。

英語では«The eyes are the window of the soul»,

フランス語では «Les yeux sont le miroir de l’âme»,

ロシア語では «Глаза — зеркало души»,

ドイツ語では «Das Auge ist der Seele Spiegel»,

そして日本語では«目は心の鏡»と呼ばれています.

このことわざは何を表現しているのでしょうか?
プラトンでさえ、自分の作品「ティマイオス」の中で、目が私たちの内なる世界を反映する珍しい機能を果たしていると書いています:
「事実、特に純粋な火が私たちの中にあり、日の光に似ているということです。その火は私たちの目から均一で濃い流れで流れ出します。」

確かに、目の表情によって、人の気分や内面の状態、会話への関心、真実を語っているかどうかを判断することができます。多くの心理学者は、アイコンタクトを使って人を催眠状態にし、魂の隠れた隅に到達します。人が真実を言っているのか、嘘をついているのか、何かを隠しているのかを目で分かる方法で説明する科学もあります。

目は、私たちだけでなく周りの人にも情報を伝える素晴らしい感覚器官です。そのため目は、性格、気質、経験、感情、思考、夢など、魂がこの世に生まれてから歩んできた道全体を反映する鏡だと例えられるのでしょう。

あなたは周りの人々の目を見て心を読み取れますか?

(Svetlana TERKINA)

<めざせ語学マスター>モダリティーの「ね」

2022年8月14日
Nさんへ

お客さんから今回のお仕事はキャンセルになったと言われました。
もう少し見積りを安くしたほうが良かったですかね。
次からは気を付けますね。とりあえずお客さんに確認してみますね。

Aより

私は同じ職場の外国人スタッフ(部下)からこういったメールをもらうことが結構あります。
普段はお客さんに丁寧なメールを書いているスタッフも、社内の人宛にはもっとフランクになるのですが、なぜか少し違和感を覚える文章が時々送られてきます。

なぜ違和感を覚えるのでしょうか。
日本語としては一文一文おかしくない。でもまとめてみるとなんだか変。

長年この手の「なんだか・・ちょっと・・」という事に違和感を抱いていたことが日本語教育能力試験の勉強をしてみて「これか!違和感の理由は!」と理解できることが多く、私にとっては収穫でした。

今回は久しぶりに日本語教育の中に出てくる文法カテゴリーのうちの「モダリティ」について考えます。

例えば「次からは気を付けますね。」は「次からは気を付けます。」これが文章の中心。そして「ね」はその文章全体を包み込むように話者の気持ちを表します。ここで表す気持ちは「仲間意識」のようなものでしょうか。

文章の中心を「命題」とすると、モダリティの役割は以下のようなイメージでしょうか。

 

ちなみに、文章の最後にある「ね」は文法的には「終助詞」の一つで、文の後ろについて話者の気持ちを添える働きがあります。「ね」のように話し手の気持ちを追加するモダリティの表現には次の2つがあります。

判断のモダリティ その文で述べている事柄に対する話し手の心的態度を表す
(例:のだ、わけだ、はずだ、ことだ、そうだ、ようだ、らしい、に違いない、かもしれない、だろう、まい・・)
伝達のモダリティ その文を聞き手にどのような気持ちで伝えるのかという話しての心的態度を表す
(例)、よ、よね、ぞ、ぜ、わ、さ)

つまり「ね」は伝達のモダリティを表しています。このうち「ね」は相手に同調を求めたいときによく使います。

歌の歌詞にも「あの日を思い出してね」「これからもどうぞよろしくね」「多分わたしじゃなくていいね」「ごめんね」など、「ね」はよく使われます。この「ね」によって、聞き手は歌い手の気持ちにより寄り添いやすくなるのもしれません。事実、「ね」は、仲間意識、連帯感を強調したいときによく使います。ただ、この場合の「ね」は省略することも出来ます。(任意の「ね」

しかし、「ね」にはもう一つの用法もあります。

次のアルバイトの面接風景を見てください。

面接風景なのになんだかせりふが変な気がしませんか?面接官は一体何を確認したいんでしょうか。でも下のようにすると違和感がなくなります。

なぜ「ね」が必要なんでしょう。
それは「ね」の前の情報がなんなのかを考えてみたらわかります。
面接官は履歴書を見ながら情報を確認しています。つまり、面接官は、アルバイトの候補者がすでにわかっていることを確認しています。ここでの「ね」は双方で確認するときの「ね」です。この時の「ね」は省くことが出来ません。(必須の「ね」

さて、記事の最初にもどってメールの件。結局、連帯感を出そうとした「ね」が多すぎて受け取る人が「どれだけ同調求めてるの?」と感じるところに問題がありそうです。
試しに「ね」を消してみます。

お客さんから今回のお仕事はキャンセルになったと言われました。
もう少し見積りを安くしたほうが良かったですか。
次からは気を付けます。とりあえずお客さんに確認してみます。

結構普通の文章になりました。

こうやって見てくると、メールなどのメッセージでは「寒い日が続きますね。」とか「もうすぐ年末ですね。」など、お互いに分かっている季節の挨拶以外は、あえて連帯感を出そうという「ね」は使わないほうがよさそうに思えます。特に相手がお客や先輩、上司の場合は「ね」の多用は「上から目線」や「なれなれしい」などと思われる可能性もあるので注意したほうが良いと思います。(鍋)

おまけ
1,モダリティには「副詞のモダリティ」もあります。例えば「どうぞ・・・ください。」の「どうぞ」や、「どうやら・・・らしい」の「どうやら」。他にも「残念ながら」「あいにく」などの副詞も、文の意味に話し手の心的態度を追加する「モダリティ」です。

2,英語のモダリティはmay, could, must, should やpossibly, necessarily などがあります。日本語では述語の前にモダリティがつくんですね。

 

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<お知らせ>モンゴル語(通訳)、インドネシア語(派遣)を新規募集しています。

2022年8月6日

フランシールではアジア言語の需要の増加から、現在下記のスタッフを新規募集しております。

詳しくはそれぞれの採用ページをご覧ください。

2022.08.06 モンゴル語通訳・翻訳者(フリーランス)募集

2022.08.05 【新規募集】インドネシア語事務派遣

ご関心のある方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。

株式会社 フランシール

<お知らせ>情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得しました

2022年7月31日

2022年7月27日、 株式会社フランール(本社:〒171-0031 東京都豊島区目白4-19-27、代表取締役:伊藤尚江)は、国際規格の情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得しました。

1. 認証番号: IR0141
2. 認証組織: 株式会社フランシール
東京都豊島区目白4 19 27
3. 認証範囲:翻訳および通訳業
語学を生かした人材派遣および有料職業紹介業
言語コーパスの構築
適用宣言書:第 1.0 版

4. 審査基準: JIS Q 27001:2014 (ISO/IEC 27001:2013)
5. 判定結果: 初回認証

今後もフランシールは、情報セキュリティマネジメントシステムの運用管理、継続的な改善への取り組みを通じ、ご依頼いただくお客様、ご協力いただいている翻訳者様、通訳様、その他すべての関係者様にとって安心できるサービスの提供を続けてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。

株式会社フランシール 代表取締役 伊藤尚江

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