フランシールのみなさま
ここヌアディブは国境の町です。目と鼻のさきが西サハラ(モロッコ実効支配)です。
昔、東海林太郎という歌手が「国境の町」という歌を歌ったのをご記憶でしょうか。僕も古い人間で、時々、この「国境の町」を満州国境からヌアディブ国境へ置き換えて、替え歌で口ずさんでいます。
(カッコ内が東海林太郎の原歌)
♪♪♪
四輪駆動も(橇の鈴さえ)寂しく響く
砂の広野よ(雪の広野よ)町の灯よ
砂丘越えれば(ひとつ山越しゃ) 他国の星が
凍りつくよな国境くにざかい ♪♪♪
懐かしい歌です。昭和9年です。満州国が建国されたころで、旅順―新京間、700km夢の超特急が走りました。日本技術陣の汗の結晶というか、世界最速の冷暖房完備の列車でした。
多くの日本人が満州へ移民し、そのころ、ちょうどこの歌がヒットしました。昭和一桁時代僕にとって一番懐かしい時期です。
思い出を語ると、朝まで語っていられるほど、一杯の思い出です。
(ちょっとおかしいのではないかという声がします。僕は確か昭和22年の生まれです。昭和9年のことがどうして思い出せるのか、生物学的に矛盾であり、デタラメです。が、思い出すんですね、実に多くの事を。)
この国境の町もどういうわけか哀愁に満ちています。
夕暮れ時、レストランから撮った黄昏時の写真を送ります。
国境を超えるあなたを応援します。 株式会社フランシール
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