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<めじろ奇譚>あなたの国の防災事情~社内アンケートをとってみました~

2022年4月28日

日本は災害が多い国で知られています。最近では日本語の「防災」を「BOSAI」と英語化して、世界中に防災の取り組みを広げようとする動きも高まっています。

私が所属する2課では昨年度、日本在住の外国籍の方々を対象とした防災向け動画の翻訳やナレーションを担当しました。私は学生時代、阪神淡路大震災をきっかけに立ち上がった多文化共生のまちづくりを目指すNPOでアルバイトをしていたこともあり、「地域住民としての外国籍の人たちに、防災時どのように情報を伝えるか?」というテーマについては以前から関心がありました。

フランシールのコーディネーターも約半数が外国籍の仲間たちです。そこで今回は「防災」をテーマとして、アンケートを取ってみました。

 

国名
(あいうえお順)
質問1:あなたの国で多い自然災害は?
アルゼンチン・Yさん 首都ブエノス・アイレス付近では竜巻です。今までは12回発生しており、2000年から2020年間では6回発生しています。ただし、そこまで大きな災害ではなく、被害者数は日本の大きな災害より圧倒的に少ないです。基本的には軽傷の人が数名で死者数も10人以下。地震や津波もほとんどないですね。アンデス山脈で噴火する可能性がある火山はいくつかあるとのことです。予想としては噴火しても大きな被害は出ないとのことです。
オーストラリア・Bさん 地震はほとんどありませんが、山火事が多いですね。干ばつの恐れがあるところも結構あります。地震が多くないので、こういう画像がインターネットに出てきます(笑)
カナダ・Mさん カナダの自然災害といえば、極寒・吹雪と、豪雨による洪水、森林火災くらいかと思います。日本に比べると深刻な自然災害が少ないと思います。
スウェーデン・Sさん スウェーデンでは深刻な自然災害は割と珍しいと思いますが、嵐、洪水、山火事や雪崩はあります。森が多い国ですので、雨がない日が長く続くと、山火事のリスクについてニュースなどで報告されます。
パラグァイ・Hさん 台風・洪水・干ばつ
パラグァイには地震も火山も雪もない、ありがたい国だと思います。
フランス・Dさん フランスで地震というのはほぼあり得ないことです。もしあるとしても、震度3ぐらいの地震で、気づかない程度です。建物が取れたり、人が死んだりした地震はもしかしたらこれまでにあったかもしれませんが、一般的ではありません。一方、南フランス(南西とか)損害を及ぼす洪水がたまにあります。
ベトナム・Tさん 熱帯の台風(年間に20~30個があります)
ロシア・Sさん (地域により差はあるが)全体的に少ないです。

弊社スタッフの母国では「深刻な被害をもたらす自然災害は少ない」というのは意外でした!オーストラリアではちょっとした地震がネタになるレベル…というのは平和な証拠です。いつ起こるかわからない、地震などの災害の心配をしなくていいのはうらやましいですね。

 

国名 質問2:防災訓練や防災教育ってある?
アルゼンチン・Yさん アルゼンチンでは1年に1度、火事が発生した時のための避難訓練が行われますが、それぐらいですね。
オーストラリア・Bさん 火事が起こる可能性があるため、日本みたいな避難所があって、避難訓練(fire drill)とかもあります。
カナダ・Mさん カナダは自然災害が少ないため、学校などでは最低限の防災教育がありますが、日本に比べてルースだと感じます。カナダは、-30℃になるなんて普通くらい寒い国です。ほとんどの建物はセントラルヒーティングなのであたたかく過ごせますが、極寒・吹雪による停電になると、死につながる寒さになってしまいます。その時に備えてカナダ人は「停電対策」をします。ボトル水を買って置いたり、キャンピングコンロ、暖かい服や電気ストーブを用意しておきます。また、カナダ河川・湖が多いため、大雨が続くと洪水になる時が珍しくありません。私は経験したことがないのですが、洪水になると、人は安全な場所に避難します。
スウェーデン・Sさん 学校で避難訓練を行った覚えがほとんどないですが、非常口と避難所の案内ぐらいは行われたと思います。(住む地域にもよるかもしれません。)消防署への見学はあったと思います。
パラグァイ・Hさん パラグァイには地震がないため、防災訓練は全くありません。私は個人的に、初めて小学生の防災頭巾姿を見たときは涙が止まりませんでした。防災頭巾は、災害訓練というよりは日本の戦争の映像で防災頭巾をかぶるイメージしかなく、そのイメージから、娘の防災頭巾姿に心を刺されました。
フランス・Dさん ないと思います。(地元は北東で、大陸なので自然災害が全くありません)
ベトナム・Tさん 消防訓練と教育があります。(それだけですね)
ロシア・Sさん 学校に講義があります。

子どもの防災頭巾姿に戦時中をイメージしてしまいいたたまれなくなってしまった…というコメントに言葉を失いました。

 

国名 質問3:日本で災害時に困ったこと
アルゼンチン・Yさん 特にありませんでした。
オーストラリア・Bさん 特にないですが、夜遅くに緊急地震速報が鳴ったら、すごくびっくりしてしまいます。
カナダ・Mさん 沖縄に住んでいた時は超大型の台風に何度も遭いました。
特に一回は週末ずっと停電・断水になってしまい、仲がいいお隣さんの女性の実家に避難しました。最終的に無事でしたが自然災害の備えの大事さを痛感しました。
スウェーデン・Sさん 今までは特にありません。(台風の影響で電車が止まったことぐらいです。)
パラグァイ・Hさん ありません。
フランス・Dさん 地震があるときはどうしてもびっくりします。特に地震が始まるときは、どれぐらい大きくなるか予想できない気持ちが嫌ですね。(家を出るべきか決められなくて)台風が来るときも、外出もできないですし、スーパーであらゆる商品がすぐなくなります。
ベトナム・Tさん 2019年に札幌市に住んでいた時、大地震が起きました。2日間の停電とガス・水が切れて、大変でした。ベトナムでは地震が全然ないので、初めて過ごす人はかなり不安で、怖いです。防災関連グッズ(食品、お水など)を用意する習慣がありません。
ロシア・Sさん なかったです。

これも意外でした!「情報がなくて困る」などのコメントがもっと出るかと思っていました。しかし、緊急地震速報に驚いたり、どういう行動をとるべきか不安だったり、スーパーの品不足に悩むのは国籍関係なくみんな同じですね。水や電気が止まるのは本当に不便ですが、「知り合いやご近所さんに助けてもらった」という声が見られたのはなぜかほっとしました。

 

国名 質問4:日本の防災の取り組みについてコメント
アルゼンチン・Yさん やさしい日本語での防災に関する説明は非常に良い案だと思いました。
こちらを日本語も英語もあまり話せない方達用に他の言語でもあればよいかもしれませんね!ついでに海外でも広める際に再利用できるかもしれません。
オーストラリア・Bさん 特にありません。
カナダ・Mさん カナダは自然災害が少ないため、一般家庭は防災の備えについて最低限の準備しかしない気がします。それに比べて自然災害が多い日本は、しっかりと取り組んでおり、カナダ人として勉強にもなりました。
スウェーデン・Sさん スウェーデンに住んでいたころは自然災害についてほとんど考えていませんでしたので、私からみて日本がすごくしっかりしていると思います。
パラグァイ・Hさん 日本人の災害に対する準備の姿勢は、見習うべきだと思います。「命」というものを大切に思っているように感じれます。それだけ災害の経験をしてきたということでしょうね。
フランス・Dさん (コメントなし)
ベトナム・Tさん 非常にいいと思います。日本人はほとんど学校で訓練教育などを受けています。防災関連グッズもきちんと準備しています。私が困った時には助けてもらいました。
ロシア・Sさん ありません。

日本には「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、日本人の「何かに備える」気質というのは、もしかすると災害が多く、一瞬にして命や家、大切な農作物などが失われるいう経験の蓄積も一因なのかもしれないなと感じました。これは喜ばしいことではありませんが、過去の災害から得た知見を国内のみならず、他国の方々とも共有することは「命を守る」ことに直結するので、やはり大切なことだと言えるのかもしれません。

フランシールでは毎年9月1日の「防災の日」にスタッフみんなで災害を想定したシミュレーションや、ヘルメットを着用して近所の避難場所となっている学校まで歩いてみる、ということを行ってきました。また、自宅に帰れなくなった場合に事務所で過ごすための備蓄品が常に人数分揃っています。このBOSAI習慣が、外国籍スタッフを含めた社員全員に浸透していくといいなと思っています。

(川本)

<お知らせ>翻訳コーディネータ 募集(英語、ポルトガル語)

2022年4月26日

株式会社 フランシールでは、新しく翻訳コーディネータを募集中です。

詳しくは採用情報のページをご覧ください。

翻訳・通訳コーディネーター(英語)募集

翻訳・通訳コーディネーター(ポルトガル語)

ご関心のある方がいらっしゃいましたら、是非ふるってご応募ください。

お待ちしています。

株式会社フランシール 業務部 営業企画課

<MemoQマニュアル>レイアウトとビューペイン

2022年4月4日

「各画面の説明」のブログで説明した通り、MemoQをデスクトップ版で開いてもウェブブラウザ上で開いても、基本的には下記のように左側に原文、右側に翻訳文が表示されます。

しかし、表示方法はお好みにあわせて選択できます。

トップ画面から「表示」⇒「現在のレイアウト」を選択すると、「既定」と「結果を上に表示」が選べます。左に原文、右に翻訳文、そして下部に訳文の完成イメージレイアウトなどが表示されるのは「既定」の形です。

「結果を上に表示」を選択すると、次のように画面が切り替わります。訳文を入力するフィールドが上ではなく下になり、上部に翻訳結果などが表示されます。既定とは、上下が入れ替わった形です。

次に、「ビューペイン」について説明します。

 

上記は「既定」レイアウトの形ですが、下部に「ビューペイン」が表示されています。ここから実際の文書では訳がどのように表示されるのか、仕上がりイメージを確認することができます。

ビューペインウィンドウの右側に「拡大・縮小」「削除」などのアイコンが並びますが、その下にカーソルをあわせると「HTMLプレビュー」「レビュー」「アクティブなコメント」が表示されます。仕上がりイメージは「HTMLプレビュー」が選択されているときに表示されます。「HTMLプレビュー」「レビュー」「アクティブなコメント」はF10ボタンひとつで切り替えられます。

 

「レビュー」を選択すると次のような表示となります。エラーや警告の詳細がビューペインに表示されます。

 

「アクティブなコメント」を選択すると次のような表示となります。翻訳者がいれたコメントが下部ウィンドウで確認できます。

 

個人的には、翻訳をインプットしながら仕上がりイメージが確認できる「HTMLプレビュー」が下部にあると便利だと感じています。

なお、ビューペインは下記✕で消せますが、復活させるときはメニューバーの「ビューペイン」アイコンをダブルクリックします。

 

Web Transの場合

Web Transでは最初からビューペインが表示されません。

表示したい場合は、左上のメニューバーからView paneアイコンをクリックしてOnの状態にします。

 

左上にビューペインが表示されます。

デスクトップ版同様、「HTMLプレビュー」「レビュー」「アクティブなコメント」の切り替えができるアイコンがウィンドウ右上に出てくるので、作業しやすいようにお好みでカスタマイズできます。

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