漁村の女性の大きな仕事は、魚を購入して、小売することとか、或いは、仲買として、小売人へ卸すこととか、あるいは、この女性みたいに、魚を購入して、燻製にすることです。
魚は、種類によって、開いてから燻製にするものと、全く獲れたままの状態で燻製にするものとがあります。
海ナマズなどは、開いてから、ニシンや小さな魚は、そのままの状態で燻製にします。
この「かまど」で燻製をつくります。
なんだか、僕らの世代には、なつかしい「かまど」です。
これよりは少し小さめになりますが、昭和20年代、30年代初めまでは、
日本中どこでもこのような「かまど」でご飯や味噌汁を作っていました。
そして土間でした。燃えている火を扱うので、当時は土間でないと危険でした。
昔、日本の田舎の大きな旧家へ行くと、このような大きな「かまど」に出会ったものです。
写真手前が、開いた魚の燻製、向こうに見えるのが、そのままの状態の魚の燻製です。
(つづく)
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