これが今回の最期の便りになります。
今回の仕事の現場でもあるジョアールへは何度も足を運びました。そして地元の人たちから、ここが詩人サンゴール(Léopold Sédar SENGHOR)の故郷だと教えられました。
生まれて初めてこの偉大な詩人の詩を読みました。その中でも特に気に入ったのは、FEMME NOIREと題した詩です。
最期の節を下に掲げます。
Femme nue, femme noire
Je chante ta beauté qui passe, forme que je fixe dans l’Eternel
Avant que le destin jaloux ne te réduise en cendres pour nourrir les racines de la vie.
「裸身の女(ひと)よ、黒き女(ひと)
我は歌はむ汝れが美を いつかは消え去る汝れが美を
運命(さだめ)の神は 妬ましく 己(お)のれが生の糧(かて)のため
汝れを灰へと連れ去る前に
汝れが容姿を永遠に 留め置かむとぞ われは歌へり。」
(おわり)
国境を超えるあなたを応援します。株式会社フランシール
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