入国緩和~留学生の大多数が往来できないのは、G7の中で日本のみ~
11月8日に入国禁止対策が緩和されるとの発表がありましたが、実際には大多数の留学生が来日できないのが現実です。
学生ビザを申請するためには、まずは在留資格認定証明書(CoE)が必要です。
さらに、在留資格認定証明書の発行日によって、来日申請を出せる期間が決まっています。
外務省のウェブサイトに下記の通り記載されています。
○ 令和3年11月の承認申請対象【~令和2年4月期生】 →2020年1月1日から2020年3月31日まで
○ 令和3年12月の承認申請対象【~令和2年9,10月期生】 →2020年1月1日から2020年9月30日まで
○ 令和4年1月の承認申請対象 【~令和3年4月期生】 →2020年1月1日から2021年3月31日
○ 令和4年2月以降の承認申請対象は、実施状況を踏まえて決定します。
ツイッターで行われた調査によると、2021年の11月・12月に来日申請できる留学生は全体のうちたった14%です。そして、申請を出してから審査時間・その他の手続きも非常に時間がかかります。現時点で申請しても2021年の年末までの来日は困難です。
(上)Students, workers, spouses stranded outside Japanというツイッターのグループが行った調査
出入国在留管理庁によると、2019年上半期の留学生数と比べ、2021年上半期に入国できた留学生数は10%にまで減りました。
(上)来日できず海外で待機している留学生たち
PCR検査・ワクチン接種済み・隔離期間についても同意しているにも関わらず、入国禁止の状況が続いています。オンラインで授業を受けている多くの留学生が、時差のため夜中に授業を受けたり、生活のリズムが乱れたりしているのが現状です。
留学生が来日できないことによって、人手不足という問題を抱えている日本にも悪影響がでる可能性があります。
さらには日本に対する信頼が損なわれる恐れもあります。(ダミアン)
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