さて今回私に割り振られたテーマは「喫煙」です。
日本では「タバコとお酒は20歳から」と言われるように、喫煙は成人(=20歳)になってからというのが常識ですが、世界の国々はどうなのでしょうか。
社内ネイティブスタッフに尋ねてみました!!!
国名 | 喫煙できる年齢 | その他(価格など) |
日本 (私) |
20歳以上 | ・お酒もタバコも20歳から。 ・2021年10月のたばこ税増税に伴い、価格は1箱あたり数10円~100円程度一気にアップ。銘柄にもよるが、タバコ(紙巻タバコ)1箱500~600円程度。 ・昔に比べると分煙・禁煙場所が増え、喫煙できる場所はだいぶ減っている。 |
アルゼンチン Yさん |
18歳以上 | ・飲酒も同じ。 ・値段は100円から250円の間。(有名なメーカーは200円から250円らしいです。例:マルボロ、ラッキーストライク) ・公共の場ではどこでも喫煙可能。レストランやバーなどではテラスなどあれば喫煙できるところもありますが、半々ぐらい。 |
オーストラリア Bさん |
18歳以上 | ・オーストラリアではタバコ一箱(20本)は2,000円ぐらいと高い!(AUD24) 喫煙できる年齢は18歳以上だが、18歳未満の人でも販売可能。 ・たばこの悪影響を伝えるように(ほとんど(すべて?)の)たばこの箱に気持ち悪い写真が入っている。 |
カナダ Mさん |
ほとんどすべての州は19歳以上。 ケベック州、マニトバ州、アルバータ州のみ、18歳以上 |
・飲酒も同じ。 ・ちなみにカナダも気持ち悪い写真がパッケージに乗っけています。 そして、税金がすごくかかっていて、1箱20ドル(2,000円)程度です、おそらく。 |
スウェーデン Sさん |
18歳以上 | ・タバコ一箱の平均的な価格は750~780円程度(59スウェーデン・クローナ)ですが、2023年にタバコの税金を上げる予定だそうですので、2023以降はもっと高くなるようです しかし、どれぐらい高くなるかはまだ決まっていないです。 ・スウェーデン国内の全てのレストランに加えて、バス・タクシー乗り場や駅のプラットフォーム、屋外カフェ、スポーツ競技場なども禁煙となっています。 |
パラグアイ Hさん |
18歳以上 | ・建前は18歳(mayor de edad:成人年齢)ですが、若いうちから始める人も多い。 ・30%のスモーカーが高校生から大学生だそうです。(=12~18才)更に、私立高校の方が公立高校よりタバコに走る人が多いそうです。 ・ちなみに円換算するとMARLBOROが首都では185円と、とても安いです。 |
ベトナム Tさん |
18歳以上 | ・法律上は18歳からだが、若いうちから吸い始める人もいる。 ・タバコの値段は国産だと20000ドン(100円程度)、輸入物だと30000ドン(250円程度)。 |
フランス Dさん |
未成年者(18歳未満)に対するタバコの販売は禁止されているが、喫煙行為自体に年齢の規制はない。 | ・15歳のフランス人の半分はタバコを吸ったことがある…? ・タバコの価格の80%は消費税。 ・2020年にタバコ(1箱)の値段:10ユーロ(1350円!!) ・1990年に1.5ユーロ(200円)でした |
ロシア GさんとSさん |
18歳以上 | ・最近は健康志向の高まりから、タバコをやめる人もいる。 ・タバコの値段は1箱108ルーブル(日本円で180円弱)から。国産・輸入物で値段は2倍ほど差がある。 |
※個人的な見解も含まれます。
喫煙可能な年齢は、差はあるものの18歳が基準となっている国が多そうです。
世界を見渡してみると、成年年齢を18歳と定めている国が主流となっており、この動きに倣うように2022年には民放改正により日本でも成年年齢は18歳となるとのことですが、(https://www.moj.go.jp/content/001300586.pdf)法改正後も飲酒・喫煙が合法となる年齢は20歳のようです。
…とまとめているうちに、年齢よりもその他の小ネタ?が目につくようになってきました。いくつか紹介します。
① 衝撃的なパッケージの写真
日本では見られませんが、たばこを吸うことがいかに身体に悪影響を及ぼすか、ということを伝えるために、パッケージに恐ろしい写真を載せる国が多々あります。「あなたの肺はこうなります」「こうやって死んでいきます」など生々しい写真が大きく載せられています。優しさは微塵もありません。下記はオーストラリア・Bさんから提供してもらった写真ですが、そういえば私も海外の空港の免税店で、カートン売りしているタバコの箱にこういった衝撃的な写真がのっているのを見てぎょっとしたことがあります。
(オーストラリアの例)
② 無煙たばこ「スヌース」
スウェーデンでは、吸うタバコより、唇の下に入れる「スヌース」(無煙たばこ)の方が広く使われているようです。Sさんの推測によると、その理由の一つは禁煙ルールの対象外となっているからではないか、とのこと。え、なに?ああ、「噛みタバコ」ね、と言ったらそれは違うとのこと。どうやら「嗅ぎタバコ」と呼ばれるそうで、「ふーん、スウェーデンって進んでるな」と思っていたらこのスヌース、日本でも売られているそうです。(でもスウェーデン製)
(日本で売られているスヌース)
商品名アル・カポネ…
https://kakakumag.com/hobby/?id=13045
③ ティーンエージャーも喫煙。
アルゼンチンのYさん曰く、「中学・高校の校庭や校内ではないのですが入口のすぐそばとかでタバコを吸っている学生は結構いました。教師達は見て見ぬ振りする人がほとんどだったのですが、逆に学生と一緒にタバコを吸っている教師もいましたね。校庭でも喫える学校はあまりないと思いますが、学校の入り口で学生が平然とタバコを吸ってるところは普通にあります」。学生と一緒に教師がタバコ。これは日本では見られない光景ですね。これを聞いたパラグアイ出身のHさんも「パラグアイも同じ!さすが隣国!」と共感し、盛り上がっていました。
以上、社内タバコアンケートでした。
次はどんなアンケートを取ろうかな。(川本)
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