<めじろ奇譚>日本のアニメについて(鬼滅の刃ブームについて思う事)

2021年11月23日

毎度お世話になっております。フランス語の通訳をしております芹澤です。
弊社では時々社員にブログのタイトルを割り当てられるのですが、今回私には表記のタイトルが振られてしまいました。

鬼滅の刃のブームについて思う事、という題材を頂いてしまったのですが、正直に白状いたしますが、私は鬼滅はアニメも漫画も全く見ておりません。今でも漫画は結構好きでKindleで電子漫画を購入して読みますが、最近はアニメもほとんど全くみていません。おまけにテレビも持っていないのです。ですので、私には鬼滅の刃やエバンゲリオンなどについて話すことは難しいのです。なぜエバンゲリオンを出したかと言いますと、これも最初のアニメが出てきた頃から知ってはいますが、1話も見たことが無いからです。

鬼滅の刃を見る気にならないのは、話が結構シリアスなんではないのか、と思ってしまい、ジブリのアニメの様に見たいという気分にならなかったのです。ジブリのアニメは結構好きでほぼ全部みているのですが。それはそうと、このアニメと漫画が流行っていて、封切された映画がすごい人気で、という話はテレビは見ていなくてもラジオで話題になっていたり(ラジオ好きなんです)、ネットのニュースで見かけたりしました。もう何人の人がみた、という話を聞いて思い出したのは「千と千尋の神隠し」でした。というより、動員人数でいつ千と千尋を抜くんだ、という話題をラジオでやっていたのです。私は宮崎アニメは好きで結構見ています。高校生の頃にはナウシカにはまりました。というのも、高校の生物の先生が当時とても高価だったビデオを買い、「ナウシカを買ってしまった。面白いし、お前ら文系私立を受験するのであれば生物は試験科目じゃないから、俺の授業では息抜きでビデオみせてやる。」というので生物の授業のたびにナウシカを見て、はまったわけです。後年DVDが出てきてからラピュタを見ました。そして、「千と千尋の神隠し」が封切られたときは私も劇場に行って見ました。それ以来の盛り上がりなのでは、と思ったのです。

近年アニメや漫画もユニバーサル、というか全世界で流行っており、アニメ好き、というのも市民権を得ていると思いますが、普通のジジババの世界にまではやらせる、というのはすごいと思うのです。流行ってからしばらくたちますが、流行がすたれた、という感じではなく、鬼滅柄のマスクをした小学生の男の子とか、巾着ぶくろみたいなのをもった子供もみかけます。なので、これだけ一般に流布したアニメも無いのではないでしょうか。絵にしても、おじさんになってくると美少女系の絵はどれも同じに見えてきて、ゲームにしてももうちょっと違う絵のはないか、と思ってしまうのです。リアルすぎるのも余り好きではないですし。。。。

私は以前フランスに住んでいました。もう30年以上前の話なので当時はインターネットなど影も形もありません。私は本が大好きで、学生の頃は文庫であれば毎日2~3冊は読んでいました。
ですが、日本語の本はたまに両親が日本から仕送りを送ってくれた時に入っていたものや、ごくたまにたまにパリに行って手に入れるものでした。当時私の住んでいた町にはまだフランスの新幹線であるTGVが来ておらず、パリまでは列車で8時間ほどかかりました。パリで日本の倍はする(日本で500円の文庫本なら1000円)本を数冊購入し、待ちきれずに帰りの列車の中で全部読んでしまうのでした。
当時日本のアニメや漫画に興味を持つ人が結構フランスの田舎にもいて、そういった人たちには日本の漫画やアニメに関するお店を始めたりする人もいました。そんな彼らが所有する日本の漫画を翻訳してやる、とか言って借りたりして読んでおりました。髪の毛が逆立って金髪になる、戦ってばかりの漫画なんかも新刊が出たら翻訳して日本の漫画に付けて売ったりする友人もおりました(これはもう時効かと思います)。思えば、そんな事をしてフランス語の文章力を培っていたのかとも思います。でもまあほとんど擬音ばっかりだったような気もいたしますが。。。。。

たまにはアニメも、とか言いたいところですが、貧乏な留学生の事、所有するテレビは5~6インチの白黒テレビ、アナログのラジオの様にダイヤルを回してここらへん、とチューニングし、アンテナを伸ばして向きを変えて、こっち向きがよい、とかやってテレビを見ていたものです。フランスのテレビは結構見ていましたから子供向け番組でやっているアニメは結構見ていました。不思議の海のナディアは吹替も良く、SF好きな私にはとても面白かったです。色がついていなくても不思議とわかるものです。私はF1が好きなのですが、F1はそれぞれのチームで大体2台ずつあります。各チームのスポンサーにより車が塗られているのですが、ゼッケン番号は違うけれど同じ車が2台ある訳です。小さな白黒の画面でみても違いが見分けられるようにはなっていました。

話が飛んでしまいましたが、そんなわけで今はパソコンやスマホでネットで動画が簡単にみられて昔のアニメとか見られるサイト(合法かどうかは分かりませんが。。。)もあったりします。こうやって当時を思い出すと隔世の感がいたします。でも当時から日本のアニメや漫画は流行りだしていましたが、テレビ番組としては子供向けの番組の中で流されていました。どう見ても中学高校生以上向けと思われる「めぞん一刻」なんかも子供向けに流されていて、こんなの子供見るのかな、と思っていましたが結構人気があったようです。めぞん一刻の管理人さんがジュリエットという名前になっていて主題歌もJuliette, je t’aime(ジュリエットジュテーム)と歌っていました。今でもそのメロディが耳に残っています。という事で脱線続きで、単に私の回顧話になってしまいました。

でも私としては、当時フランスで日本のアニメや漫画を見ていたおかげでフィギュアの自作に乗り出し、商品化までも考えた、という経歴から今回は思えば懐かしい、楽しい話題を振って頂いたと思います。アニメや漫画の話からはどんどん離れていきますが、アニメや漫画の登場人物のフィギュアを製作する話に次回つなげていきたいと考えております。

おあとがよろしいようで。。。(落語も大好きで在仏当時送ってもらった古今亭志ん生の落語のカセットを繰り返し聞いておりました。)

日本のアニメについて(鬼滅の刃のブームについて思う事)・・どんどん脱線してしまいました。(フランス語通訳:芹澤紀青)

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