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<めじろ奇譚>フランス語と英語の違い

2021年7月15日

こんにちは。英語チームのNです。
今回は英語とフランス語を比べてみて、思うことを書いてみたいと思います。

まず私の個人的な学習歴ですが、英語は中学の3年間と、大学の2年間(第二外国語として週2時間)しか学校では学んでおらず、あとは社会人になってからの独学です。
対するフランス語は、高校で第一外国語として3年間、大学では主専攻として4年間、また大学在学中と社会人になってから2回(計1年半)、フランスに留学して学びました。

こうして見ると圧倒的にフランス語の勉強にかけた時間の方が多いのですが、その割に、自分の英語力とフランス語力の差は小さいような気がします。
かけた時間の割合が10対5なら、語学力の差は10対7くらい。
英語よりフランス語の方が難しい、とよく言われますが、体感としてはあながち嘘ではないような…。

なんでフランス語の方が難しいのだろう、と考えてみると色々浮かんできます。
まず浮かぶのは、名詞に女性形と男性形があること。それによって、冠詞や形容詞の表記が変わってきます。
次に動詞の活用。英語では三人称単数の場合のみ、「s」や「es」「-ies」をつけますが、フランス語の場合は一人称単数、二人称単数、三人称単数、一人称複数、二人称複数、三人称複数でそれぞれ活用があります。
おそらくこの「姓の違い」と「活用の多さ」が、学習初心者にとっては最初の難関になるのではないかと思います。私も学び始めた頃は、動詞の活用を念仏のようにぶつぶつ唱えたものです。
また注意が必要なのが、フランス語では末尾の子音を発音しないことが多く、そのため活用/姓数が違っても発音が同じになることです。書き取りの問題では活用/姓数を正しく一致させないと減点となります。聞こえた通りに書いただけではダメで、文章を理解して書かないといけません。
あと個人的に思うのは、英語の単語は日本でもカタカナ語で使われていて、馴染みのあるものもたくさんあるということです。(「和製英語」と呼ばれて日本でしか通じない単語もあるので、注意が必要ですが。)そのため、英語の単語の方がスッと出てきやすいように感じます。
発音についてはどうでしょうか。フランス語を学んでいる、と人に言うと「発音難しいよね」とよく言われます。たしかに、日本人には発音が難しいアルファベットはあります。私はいまだに「ou」の発音がうまくできず、留学中も「cours(授業)」と言いたいのに「coeur(心臓)」としか言えず、苦労した覚えがあります。ただ、英語よりフランス語の方が、規則が決まっていて、それさえわかっていれば、初見の文章・単語でも正しく発音することができます。

このように色々と違いはありますが、日本語に比べれば、英語とフランス語は文法的にも単語的にも近いと思います。言語の系統としては、フランス語はロマンス語、英語はゲルマン語で、同じインド・ヨーロッパ語族のなかでも近くは無いですが、歴史的に二国間での交流が多かったことから、類似の単語を多く使うようになったようです。

不思議な話ですが、フランスに留学していた頃、英語の勉強をしていないのにTOEICで点数がアップしたことがありました。日本人がフランス語を勉強すると、自然と英語の聞き取り力もアップして、わかる単語も増えるようです。(ただし、フランス語と英語で綴りが同じだけど意味が違う「faux amis(偽の友達)」の単語があるので要注意。)

それぞれの言語を学ぶ利点は何でしょうか。英語は世界中の人が話すので、英語を学べば世界中の国の人とコミュニケーションを取れるのが一番の利点だと思っています。対するフランス語は、フランスやフランス語圏の国々(仏語圏アフリカなど)など、特定の地域の文化・考え方を深く知ることができる点が良いと思います。個人的には、フランス語の語感が好きなので、ネイティブが話すフランス語を聞くのは心地良いです。

どちらの言語も、学ぶことで世界を広げてくれるし、様々な人と出会えます。
みなさんは、どんな言語を学んでいて、どんな良いことがありましたか?
体験談があればぜひお聞かせください。
(英語チーム:N)

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