日本語では「空涙」、「ウソ泣き」という表現がよく使われますが、涙に関するより興味深いアナロジー(類似)、それは「ワニの涙」です。
ワニの涙は、数少なく存在する、国際的に共通して使われる表現の1つです。古代ローマからある表現で、ローマ時代では、「打ち負かされた者に涙を流す」ことを意味しました。
ドイツ語では次のようになります: Krokodilstranen, 英語では ; Сrocodile tears, フランス語 : larmes de crocodile, ベトナム語では: Nước mắt cá sấu とロシア語ではКрокодиловы слёзы。
この表現はどこから来たのでしょうか?
それは、ワニが獲物を食べながら涙を流すという古くからの伝承に由来しています。
ワニは食べているものを憐れんで泣いているように見えますが、実際には有り得ないこと。それ故、ワニの涙 とは、偽善者が悲報に接して噓泣きをするような、偽りの不誠実な感情表現のことを指す表現となりました。
実際、ワニは目の下に腺があり、そこから余分な塩分が体から排出されます。これがまるで涙のように見えるのです。一般的には、水辺から長時間離れ、目が乾いているときに見られる現象ですが、実は食事により起きることが実証されています。
この表現は、そのような面白い事実から来ました。
ワニが危険な捕食者であることは誰もがよく知っていることです。
でも、もしかしたら、ワニは実際には優しい心を持っていて、むしろ草食動物になりたいと思っているかもしれません。
皆様どう思いますか?😆
(Svetlana TERKINA)
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